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MBTI/エニアグラムなど

心理機能別HSP(Fi/Ni/Ne)

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こんにちは、ねりぃです^^

MBTIとHSPについて調べてみた所、HSPの人はINFP、INFJ、ENFPが多い事が分かりました。
他のNP型やFJ型にもHSPの人は居て、何の心理機能が関連しているのだろう?と考えてみた結果、N機能とF機能に関連があるのではないかと推測しました。

今回はFeに関しては関連性を見出すのが難しかったため、Fi・Ni・Neを持つHSPの特徴について解説できたらなぁと思います。

Fi(FP型)のHSP

『人の心に敏感』

Fiは人の言動の元となっている価値観を見抜く機能。
この機能が働きすぎると、人の気持ちを過剰に汲み取ってしまい、いわゆる「繊細な人」となります。

普段人は不快に思っていてもそれを態度に出したりせずに我慢しようとします。
しかし強すぎるFiは我慢から生じるぎこちなさから「相手を不快にさせてしまった」と見抜いてしまうのです。


それから、Fiの持つ価値観はFeとは違って「人生経験が積み重なってできた自分だけのもの」です。
連帯責任を好みません。全て自分に責任があると見なします。

Fiは内向機能であるため、物事を判断する際に自分の内面に注目します。
そして、「原因は自分の内面にある」と自分を責め立てて激しく落ち込みます。


Fiが自己啓発に興味を持ちやすいのも「自分を変えれば人間関係が上手くいく」という考えの元でしょう。
(対して心理学好きのTiの目的は「知ること」であって「自分をより良くするため」ではない)


Ni(NJ型)のHSP

『色々と察してしまう』

Niは隠されたものを察する機能です。
それは「こうかもしれない」ではなく「きっとこうだ」という強い確信です。


表面上では何も問題が無いように見えてもNiは「きっと何かが隠されているに違いない」と考えて、それを過信してしまいます。
いわゆる被害妄想です。

「あの人は平気だと言ったけどそれは私の気持ちを傷付けないためだろう。本当は自分は酷いことをしてしまったんだ……」のようにNiは言葉を直接受け止めようとしません。
裏に何かあると探っていく内にネガティブ思考になっていくのです。


FiのHSPが直接否定的な感情を読み取るのに対して、NiのHSPは裏を読んだ結果否定的な感情があると信じてしまうのです。


Ne(NP型)のHSP

『もしかしたらと不安になる』

Neは様々な可能性を考える機能なので、「絶対にそうだ」という確信は持てません。
しかし、NeのHSPはどのようなポジティブな状況でもネガティブな面があるのでは?と疑ってしまうのです。

例えば、友人関係で何のトラブルも無い場合でも友達が別の人と話しているのを見ただけで自分が見捨てられる可能性を考えたりします。
「そんなことする訳ないよ」と言われたとしても、「そうやって言い切れるのはあり得ない。嘘かもしれない。」と考えるのをやめられません。
いわゆる人間不信です。

NFPの場合

F型(NFP)の場合はFiのHSPの症状と合わさり、「私はあの人を不快にした(Fi)」と「もしかしたらそうじゃない可能性もある(Ne)」の間を揺れ動いています。

結果、合わない人と離れる決断ができず、期待しては苦しむ繰り返しです。

NTPの場合

T型(NTP)の場合はF機能をうまく使えません。そのため人の感情の機敏を読み取るのが非常に難しいでしょう。
本来T型にとってそのような事は気にしない方が楽なのですが、HSPのNTPはT型と思えないほど感情を読み取ろうとNeを働かせます。

気持ちを読み取るのが苦手な人が「ここでこの発言をしたら嫌われる可能性もあるよな……」と考えると、結果言いたい事が言えなかったり酷い場合は「人なんてランダムに怒る分からない存在だ!」と人嫌いや対人恐怖症を引き起こす可能性があります。


おわりに

はじめに「HSPの症状はN機能・F機能に関連があると推測した」と話しましたが、これは両方を備える人がHSPになるという訳ではありません。
NT型のHSPも、SF型のHSPも実際います。(ST型のHSPは聞いた事無いけど……)

ちなみにねりぃも「人がいつキレるか分からない……」とビクビクしてるNTPです。


あと「N機能やF機能を持ってるからHSPだ!」とも限りません。

同じ心理機能でも様々な使い道があるので(特にN機能)、ポジティブ思考にもネガティブ思考にもなりえます。

例えばFiの人は持ち前の繊細さを生かして困っている人の気持ちに寄り添ったり、Nの人は悪い可能性よりも良い可能性に目を向けるよう意識してみると良いかもしれません。